チームJOYSOUNDpresents 学生芸人晩夏のカラオケ大会 振り返りレポート後編

大学お笑い最大のカラオケ大会である『チームJOYSOUNDpresents 学生芸人晩夏のカラオケ大会』

後編では、決勝戦と運命の結果発表の様子についてお届けする。
さらに、大会終了後には決勝に進出した4組に突撃し、激戦の感想を伺った。興奮冷めやらぬ彼らの言葉や気になる今後の活動などを語った各ユニットのインタビュー動画もお楽しみに。

大会概要

ライブ名:チームJOYSOUNDpresents 学生芸人晩夏のカラオケ大会

開催日:2024年9月3日

会場:しもきたドーン

決勝戦

1.ベジタブルジッパー

FRUITS ZIPPER『わたしの一番かわいいところ』

決勝1組目はAブロックを勝ち上がったベジタブルジッパー。予選ではニンジンに火が通らなかったことを踏まえ、決勝ではしっかり煮込めるカレーを作ることを提案。

さらに特別ゲストとして桜井和寿(走馬灯)が現れ、カレーを一口食べて「おいシーソー」と太鼓判を押す。しかし今回は惜しくもじゃがいもが固いことが判明し、再びベビーピンク担当の五十川が袖から登場。『じゃがいもの一番固いところに気づいてる?』と茶目っ気たっぷりに歌い上げて観客を虜にした。

2.出たがりチャーシュー

サンボマスター『できっこないをやらなくちゃ』

「アンコールありがとう!」と手を挙げて現れたのはBブロックを勝ち上がった出たがりチャーシュー。今度こそ本物のサンボマスターが誰か突き止めるべく「3人が円となってセンターマイクの後ろを回り、マイクの前で止まった人間がサンボマスター」という新手のルーレットパフォーマンスを披露した。ルーレットはチャーシューくんの前で止まり、「こいつかい!」と叫ぶ2人。ルーレットで盛り上がりが最高潮に達した客席に負けじと3人の熱演もヒートアップし、シャウトや雄叫びを残して舞台を去った。

3.ヨクアタール

椎名林檎『丸の内サディスティック』

決勝3組目はヨクアタール。予選と同じく3人でギターを持って登場すると、背中合わせのフォーメーションをとって雰囲気たっぷりに演奏を始める。ギターの演奏や正確なハモりは、もはやプロのユニットのようだ。間奏のカットギターや落ちサビのテンポアップ、アウトロでの『長く短い祭』リミックスなど高い技術と展開力を惜しげなく披露し、会場全体がその演奏に酔いしれた。

4.にゅるぷ

フィンガー5『学園天国』

学生芸人晩夏のカラオケ大会の大トリは、Dブロック勝者のにゅるぷ。カラオケの定番曲『学園天国』を選び、イントロから早速「ヘーイヘイヘイヘーイヘイ!」とコール&レスポンスを煽って会場の一体感を高めた。元気いっぱいのパフォーマンスに客席からは自然と笑顔がこぼれ、さらにボイパとハモリのレベルの高さに声を上げて驚く観客も続出。複数のユニットを兼任するメンバーが多いにもかかわらず、息ぴったりのハーモニーを奏でていた。

結果発表

決勝戦の全パフォーマンスが終了し、いよいよ大会の結果発表の時。MCとともに決勝戦出場者の4組が舞台へと上がる。

ベジタブルジッパーはプロデューサーのヨネモチ、マネージャーのたま、そしてアイドルである五十川で結成されたトリオ。しかし五十川はまだまだ駆け出しの様子で、プロデューサーから激励の言葉を掛けられて借りてきた猫のように頷く。そんなヨネモチだが、「オギノが自分の知らないところで面白いことをやっているのが許せなくて」大会への出場を決意したと語っており、その偏愛に客席からは戸惑いの声も上がった。決勝2組目だった出たがりチャーシューは、前回大会でも決勝戦に進出したため2大会で合計4曲を歌った「決勝常連組」。なかでもチャーシューくんは本日6ステをこなしており、さすがにその表情にはかすかな疲れがにじみ出ていた。

3組目だったヨクアタールはトークコーナーでもギターを持参。「ありがとうございます~!」(ジャン!)とギターでオチをつける鉄板ネタを披露し、チャーシューくんから「お笑い界のTHE ALFEE」と称される場面も見られた。そして最後には、4組目でパフォーマンスを行ったにゅるぷの話題へ。この大会のために集まった多忙な6人によるアカペラのため、一曲の練習に莫大な時間を要するようで、それでも完成させた6人の闘魂に観客からは拍手が送られていた。

決勝戦の振り返りがひと段落したところで、いよいよ優勝者の決定する瞬間が訪れた。

MCのGotta Go!!が読み上げたその名は……

「ヨクアタール!!」

「チームJOYSOUNDpresents 学生芸人晩夏のカラオケ大会」の優勝者はヨクアタール。呼ばれた瞬間に3人はガッツポーズをかかげ、「前日に丸一日カラオケで練習を重ねたため、それが報われてよかった」と口々に話した。文句なしの結果に会場からは万雷の拍手が送られる。

優勝者が決定したところで、恒例のチームJOYSOUNDによる『明日があるさ』でエンディングへ。Aブロックの出場者から順番に舞台へ登場し、全員で肩を並べ熱唱する姿はまさしく大団円。会場全体に笑顔と歌声が溢れ、多幸感に包まれてライブは終演を迎えた。

改めて大会出場者やスタッフをはじめ関係者の皆様、本当にお疲れ様でした!

次ページでは決勝進出者たちの終演後インタビュー動画をお届け!

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