学生芸人によって毎週開催されている「いとうのライブ」(慶應義塾大学お笑い道場O-keis 伊藤航平)は、2025年3月の毎日開催に向け、クラウドファンディングプラットフォームMotion Galleryにて、12月10日よりクラウドファンディングを開始しました。
1月31日まで実施し、目標金額は30万円。集まった資金は3月毎日開催の場代に活用されます。
「いとうのライブ」主催者インタビュー
前代未聞の3月毎日ライブ開催とクラウドファンディングの実施を発表した「いとうのライブ」。主催の伊藤航平さんに、気になるチャレンジの全貌についてお話を伺いました!
—今回のクラウドファンディング実施までの経緯を教えてください。
はい。まず「いとうのライブ」は毎週ライブを打っているんですけど、とあるライブの終演前の告知で「3月は毎日やる」と言ったことがあって。そしたら結構笑ってもらえたんです。
—最初はぽろっと出た一言から始まったんですね。
はい(笑)。でも冷静になって考えてみたら、みんな春休みだし毎日(ライブに)出られる。それなら「確かにできるか」と思って、やることを決めました。
—なかなか思い切った決断ですね。
いやあ(笑)。でも毎週ライブできているので、そんなに変わんないかなと思って。
ただ、やると決めてからはやっぱり資金面が一番不安だとなりました。
あと、「いとうのライブ」では思いついた企画を全部やろうという考えがあるんです。その企画案の一つにクラウドファンディングがあったので、「(大学お笑いでは)やってる人いないしやってみよう」と。
—なるほど。ありがとうございます。
あと、クラファンの目的の一つに、「いとうのライブ」ではあまり関わってこなかった社会人お笑いの方や学生お笑いの人たちにも出てほしいというのもあります。輪を広げるためにも、ちょっと仰々しくやってみようと思って。
—クラウドファンディングとして大々的に打つと注目が集まりやすいですよね。
そうですね。「何やってんだ」っていう反応が欲しくなっちゃった(笑)
—「いとうのライブ」は色々な企画があって、その企画自体が面白いのが魅力の一つだと思うのですが、今まで開催した中で特に印象に残っているライブはありますか?
めっちゃうれしいです。ありがとうございます。5月に開催した「いとうの逆再生ライブ」ですかね。
ライブの流れを全部逆でやってみようというもので、例えばライブを開催するときって初めに(SNSで)告知をすると思うんですけど、告知じゃなくて「ライブ終わりました!」というツイートから始めたんです。無茶苦茶なんですけど(笑)。ライブが始まる前に「カンパお願いします〜」ってやったりとか。
そこからちょっとずつ注目してもらえるようになりました。
—(笑)。
めっちゃうれしかったのが、お客さんもすごい協力してくれて。15人ぐらいお客さんがいたんですけど、みんなライブのノリに乗っかってやってくれたんです。
ややこしいんですけど、オープニングMCで終演したんですよ。そしたら、「逆だから」と言って週刊少年龍ちゃん(東京大学お笑いサークル笑論法)が後ろ向きで帰ってくれて(笑)。かなり盛り上がったライブでしたね。
—お客さんと一体になって作っているんですね。
そうですね。本当に協力がないとできないです。
—「いとうのライブ」の企画はいとうさんが考えているんでしょうか?
僕だけではなくて、「いとうのライブ」には20人ほど運営メンバーがいて、その中の4,5人で考えています。自分と、風呂釜くん(立正大学お笑い研究会マスカット)、財閥(日本大学経商法落語研究会)、あとフナツ(慶應義塾大学お笑い道場O-keis)で主に考えています。
あとは、ライブに出てくれた友達の意見をそのまま企画に使わせてもらってるときもあります。
—ちなみに、企画はどういったところから発想を得ているんですか?
まずは冗談で「こんな状況だったらライブできないよね」みたいなありえない状況を考えてます。そこから「それでも実際にやるとしたらどうするか」という発想に切り替えて企画にしています。
—ありがとうございます。
クラウドファンディングの話に戻るのですが、拝見したところ様々なリターンの種類がありますよね。なかでも特におすすめのリターンはどれですか?
「オチセリフスポンサー権」です。僕(伊藤真剣ピーナツ)と、先ほど話したレギュラーメンバーの風呂釜くんと、御恩と奉公と痛み(財閥の所属するコンビ)という3組が3月の毎日ライブでやるネタのオチの一行を、支援してくださった方に決めてもらえる、というものですね。
3組のネタ×5日分のリターンを用意しているので、概算で2日に1回はそのネタが見られます。
—すごいリターンですね!
色んな使い方ができると思ってます。まず一つは、3組がやりそうなネタを予想して当てにいって、その一行でわっと盛り上がる、みたいな。その一言でネタを盛り上げることができる。
あとは、ご自身の宣伝に使ってくれてもいいんです。ネタと全然関係ないことを最後に言わせてネタを壊しに来るのもアリ。趣旨に沿ったり、めっちゃ外したり、色々できて楽しいかなと思って作った権利です。
—3月は毎日開催とのことですが、どういった31日間になりそうですか?
「演者の一人ひとりが、面白いライブを進行できる人になる」というのが目標です。来年以降の活動に繋がればいいなと。
お笑いが好きな人たちの集まりなので、みんなお笑いが楽しいと思える3月だといいなって思います。
―毎日違う方がMCをされるんですか?
今のレギュラーメンバーが5人いて、そこに3,4人が加わって回していきます。
今まで「いとうのライブ」に関わってくれた人たちと、これから関わってくれる人が両方ライブに参加してる状態を作っていけたらなと。
―では最後に、クラウドファンディングへの出資を検討中の方に一言お願いします!
皆さんのお金を使う中で一番楽しい使い道になるようにめっちゃ頑張るので、ぜひ検討してほしいです!
あと、いっぱい企画のアイデアが欲しいので、これを読んでくれた演者の人とかどんどん教えてください(笑)。
「いとうのライブ」クラウドファンディング概要
『いとうのライブ 2025年3月は毎日開催!!』アマチュアお笑い 前代未聞のチャレンジ!!
目標金額:300,000円
期限:2025年1月31日
目的:
クラウドファンディングによって集まった資金を3月毎日開催の場代とすることで4年間楽しませてもらった大学お笑いとそれに関わる全ての方に恩返しができるようなライブを開催し、来期以降もいとうのライブに出演した演者が面白いライブを打てることが今回のクラウドファンディングの目的となっております。
詳細は公式HPをご確認ください。
【いとうのライブについて】
2023年11月14日より慶應義塾大学お笑い道場O-keis4年伊藤真剣ピーナツを中心に基本的に毎週行われており、毎回コンセプトに沿ったライブを開催しております。(exいとうのライブ思春期編、いとうのライブゴッドタレント編)O-keisの演者のみならず、他大学の演者や大学芸会決勝進出者など多数の学生芸人が出演しております。