ナイスボムがおすすめする後輩とは…?
ー続いて、おすすめの後輩を紹介していただきたいです。
山本:一緒にNOROSHIも組んだ羽生っていうやつですね。羽生君はネタ見せを積極的にするタイプだったんですけど、頑張ってたユニットが立て続けに解散しちゃったんです。まだまだ大変だとは思うんですけど、『ガクコメ!』さんや『ペチカ』さんにエントリーして、ネタ作りも頑張ってます。

山本:あともう1人、モトールっていう1年生(2025年度は2年生)です。この子は1年生の中でも遅めに入ったんですけど、今ではもう一番積極的にネタ見せをしてますし、モトール君のネタはまだ「○○っぽい」っていうのが思い浮かばないです。大学お笑いの中でも独自で。そういうのって、独自っぽいことはできても「独自っぽくて面白い」は難しいじゃないですか。だからすごいなって思ってます。色んな外部ライブに出ても、「モトール君が面白い」っていう人がいっぱいいるんです。

ー岡さんはいかがですか?
岡:私は「琳苺怨」のルナちゃんっていう子が一番よくしてもらってる後輩かなと思います。ルナちゃんは今の4年生と組んでるコンビが多くて、琳苺怨の岩田くんも4年生だし、私もルナちゃんと「三銃士(ガチ)」っていうコンビを組んでるんです。私も岩田くんも卒業しちゃうので、ルナちゃんは来年からちょっと大変になっちゃうと思うんですけど、すごくキュートな子なので、ルナちゃんのネタを是非見てもらいたいなと思いますね。ルナちゃんとは2人で恋バナで盛り上がるくらい仲良くて(笑)。お互いの恋バナの情報交換をしあっています。

山本:僕はルナちゃんのことを瀬川さんって呼んでるんですけど、僕もそう思ってます。僕らとの繋がりがどうしてもデカかったからこそ、「最後まで築笑会楽しかったな」「大学お笑いも楽しかったな」って思ってもらいたいですね。
岡:男臭い築笑会の花のような存在です。
山本:そんなに男臭くはないです(笑)。
一同:(笑)
岡:あとPOP3の後輩なんですけど、「帯電シュガー」は個人的にネタが好きです。女々しい男の子とギャルみたいなコンビで、ネタが面白いので普通に見てほしいです。

とにかく感謝を伝えたい同期
ーサークル内外関わらず同期についてのお話も聞きたいです。
岡:築笑会の同期が、琳苺怨の岩田くんと「山本」っていうコンビの岡本くん、あとナイスボムの2人なんですけど。岩田くんも岡本くんも4年間ずっと休まずにお笑いを頑張ってきた2人だし、ナイスボムのネタのアドバイスもたくさんくれました。2人がいなかったらナイスボムとして頑張れてなかったので、岡本くんと岩田くんには感謝しかないですね。卒業したらそれぞれ働き始めてバラバラになると思うんですけど、「年に1回は会いたい」。こう伝えたいです(笑)。
岡:POP3は同期っていう同期がほぼいなくて。私がPOP3で「shy shy」というコンビを組んでるんですけど、その相方のなつみちゃんと「マシュマロ猫背」の摩喉羅’24っていう、2人しかいないんです。なつみちゃんは高校の同級生で親友だし、これからも仲良くしてほしいです。摩喉羅’24はマシュマロ猫背のネタを書いてる子なんですけど、ガチで凄すぎる。尊敬しかないですね。キングオブコントの準々決勝に進出したりとか、マジで才能の塊だと思います。
ー山本さんはいかがでしょうか?
山本:築笑会の同期の人は、結局シンプルになっちゃうんですけど、まず感謝、すごく感謝ですね。
山本:「山本」の岡本とは、仲がものすごく良いわけではないんです(笑)。彼は僕が今まで出会ったことのないような人間で、僕からしたら完璧なんですよ。だから僕が間違ってるところや足りてない部分を、完璧な彼だからこそ言えるというか。補ってもらってる部分がすごくたくさんあります。2年から3年の前半は彼とやることが多かったんですけど、その頃僕は今よりもネタができてなくて。そのとき彼から「できないならできないで急に上手くなんないから、とにかくそれでも一生懸命やろう。やればそれでいいから。」っていう言葉をもらいました。それが一番難しいんですけど、言われた通りにそうやってきたから今がある気がするんですよ。彼は同世代で強く言ってくれる人だったんで、ありがとうって思ってます。

山本:あと、初めて一緒に漫才をやったのが多分岩田でした。そのときから僕以外の人は基本的にみんなネタを書いてたんですけど、僕が色んな人とやってみたい、漫才やりたいって言ったら漫才を書いてくれたのが岩田でした。思い出はいっぱいあるんですけど、最後のNOROSHI(2025)に岡本と岩田と僕と、後輩の羽生くんで出たんです。全員なんですけど、岩田も結構僕のピンネタの案を言ってくれました。僕が考えられない分サポートしてくれて、岡本のアドバイスを僕に分かりやすく教えてくれたり、優しいLINEをくれたり、本当に「4年間ありがとうございます」という感じですね。築笑会以外のサークルの同期の皆さんも、4年生の同期として接していただきありがとうございました。とても楽しかったし、自分が4年生の同期であることを確認できて嬉しかったです。
ナイスボムのこれから
ー卒業後の進路について、差し支えない範囲でお聞きしたいです。
岡:私は就職して働きます。でもM-1とかキングオブコントとか、UNDER5とかの賞レースには出ます。
山本:応援してもらいたいですね!
岡:また1年後にどこかでお会いできるかもしれません!
最後のメッセージ
ー最後に、大学お笑いや後輩へのメッセージをいただきたいです。
岡:私は大学お笑いには馴染めていないので(笑)、正直何も偉そうなことは言えないんですけど。界隈として不安なこともあるけど私は本当に大好きだし、誰かがやらかしてなくなったりしないことを願っています。みんな面白すぎて、もう何度笑い泣きしたかっていう。大学生でこんなに面白い人がいるんだって衝撃を受けましたし、大好きです。
山本:これ、みんな言ってる人いないし、結構言うのが怖くはあるんですけど。僕はさっき言ったように、色んなことが分かんないからこそ、「大学お笑い」と「お笑い」の差が分かんないんですよ。でも、それを抜きにしても、大学お笑いの4年間で見てきたネタとか、大会やライブの企画やMCが、僕がテレビで見てきたバラエティ番組でやってるようなものだったりしますし。大学お笑いの大会に携わってるスタッフさんの運営とかVTRも、学生芸人が大会に懸ける本家の賞レースのような熱や想いも考えると、大学お笑いの「大学」というところに括弧して、「(大学)お笑い」ってやってもいいぐらいお笑いなんじゃないかなって思います。だから僕は、あえて大学お笑いという言葉より、普通に「お笑い」として言っていきたいです。そのぐらいすごかったですね。そういう世界でしたし、僕はナイスボムが再結成するまでの3年間が苦しかったから、「将来、お笑いをやるのはやめた方がいいかな」って何度か思ったんですよ。でも「そのために大学入学してきたんだよね」と思ってやり続けたら、やっぱりこういうことがあったので。「苦しいな」「何かいいことあるかな」とか、「僕らは勝てるのかな」「ウケることができるのかな」って思ってる人にこそ、僕は辞めないでほしいなって思いますね。僕も好きなお笑いをやってるのに「辛い」と思ってた時期があったから。何かしらの理由でお笑いがやりたくて関わってたわけで、就職とかじゃなくて「自分にはお笑いが向いてない」という理由で辞めることが1番悲しいことだと僕は思うので。
岡:好きなお笑いができる場所であってほしいですね。
山本:僕らは1個きっかけを掴むことができて、僕個人としてもナイスボムとしても急にいろんな人と触れ合うようになったけど、みんな受け入れてくれたんです。普通に接してくれて、話してくれたから、とてもあったかい、感謝でいっぱいの場所でしたね。

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ご購入いただいた皆様、本当にありがとうございました!
ナイスボムを初めてライブで観た時のインパクトは凄かったです!
深夜にナイスボムのネタを観たら皆んなハマると思いました✨